12月の活動・前期

12月の活動 前期

埼玉県小川町にある放置林を里山として再生させる活動を行っています。この活動は平成24年度埼玉県NPO活動サポート・金紋世界鷹みどりと川の再生事業に認定され、取り組んでいます。

 

 

12月1日の作業。

 

現場へ到着するなり、クローラー運搬車の操作系にトラブル発生。中古機材にトラブルはつきもの。最低限の工具を携行しているので、軽微な症状ならその場で修理します。

 

 
当日伐採予定の木々。枝の張り具合や偏芯状態を参加者全員で確認し、手順を打ち合わせます。伐採作業にあたっては、担当者が偏芯方向と伐倒を再確認。大きなジェスチャーで他の作業員にも分かりやすいように進めます。      

 
伐採1本目の中径コナラは、偏芯方向そのままに倒し込めば良く難度が低いことから、まだ経験の浅いミート岡田が担当。目標位置へきれいに倒し込みました。

 

2本目は直径40cmクラスのシデ。大径偏芯木ですが、偏芯方向と伐倒方向が一致していて難度は低めと判断。「経験を積むためにも挑戦してみたい」と手を挙げたミート岡田が担当しました。受け口に対して、意図的に追い口を高めにしています。



 
3本目のシデは、偏芯方向から約30度左へ振った位置が倒し込み目標となり、追い口を切りながらツルの残し方を考えるなど難度が上がるので、経験値を高めて来ているライセンス浅利が担当。手前では必要となる道具を手に、補佐役ジプシー菰田が控えています。
 

伐等予定木は、3本とも狙った位置に倒し込めました。この程度の間隔があると、枝処理も安全に行えます。切り株はそれぞれツルを
落として上面を整えてあります。
4本目の伐採木は、枝の張ったカシ。梢がかかり木となることも想定されるため、予め幹にロープを通してから伐採作業を行いました。結果的にはかかり木になりませんでしたが、このロープがあるだけでかかり木処理が安全に行えます。




 

5本目の伐採は、技術が向上したライセンス浅利が担当。偏芯方向から左へ約45度が伐等目標位置です。矢(クサビ)を用いた「2段追い」により、目標位置へドンピシャで倒し込みました。使用しているチェーンソーはハスクバーナの346XP、バーサイズは13インチです。

 

 

 

12月8日の作業。
  
1本目は伐倒方向と逆側に重心があったのでチルホールで引きました。前回までの作業で残した切り株を滑車のアンカーとします。使用しているチルホールは、欧州仕様のT-508。軽量で操作性に優れたアイテムです。

  
この日の伐採は、2本ともライセンス浅利が担当。プラ矢を用いた丁寧な2段追いです。使用しているチェーンソーはハスクバーナの346XPで、13インチバーを装着しています。

2本目の大径木もプラ矢を用いた2段追い。偏芯方向からやや右寄りが伐倒目標なので、矢の打ち込み位置も1本目とは異なります。

 

 

 

枝の張った大木(コナラ)だったので、伐倒後はこのように枝処理が難しく危険度の高い状態になってしまいました。こうならないためには、伐倒前に枝を切り落としておくのが理想です。


。。

 
枝処理作業中に木が大きく動くと危険なため、ロープで幹の動きを規制した上で作業を進めます。

  
木の動きに細心の注意を払いながら、少しずつ枝を落として行きます。1人が作業している時、もう1人は木の動き具合を確認する役に徹します。重心変化が大きく危険度の高い枝に関しては、こうした作業に慣れたジプシー菰田が担当。


最終的には、この状態まで枝を落としました。突っ張っている2本の枝にどの程度の負荷がかかっているかを確認し、画像奥側から手前方向へ人力で押し倒しました。





。。

  

。。


処理した小枝(ソダ)は、チップ作業がやりやすいように元を揃え、まとめておきます。こうしておくことで、後の作業が効率良く進められます。
作業終了後の斜面の様子。斜面に残した原木の搬出作業と並行して、次の伐採準備を進めます。残る伐採予定木は数本で、この里山再生活動も最終段階に入ろうとしています。