10月の活動

10月の活動

埼玉県小川町中爪地区の里山再生活動は、平成25年度埼玉県NPO活動サポート・みどりと川の再生事業に認定され、取り組んでいます。

10月7日~10日 小川町中爪地区での活動・

 

まずは、峰から下ろしていた篠竹の山をチップ化し、足場を整えます。処理したチップは肥料用として、麓に下ろしました。

  

枝が張り今後の伐採作業で障害となるシデの伐採から着手しました。担当するのは、斜面での伐採が初めてとなる小林作業員。安全かつ確実に伐採出来るよう予めチョークで受け口を入れる位置をマークし、狙い通りの位置に倒し込みました。

 

この日の作業員は、監督兼伐倒補佐役のミリタリー菰田と伐採担当のイール小林。作業に当たるメンバーの中では、悪人相トップ2でしょう。

 

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伐採した樹木は枝を切り落とし、薪材やキノコ栽培に使える部位、チップ化するふいとに分けながら片付けて行きます。ボランティア参加の女性は運動不足解消が主目的とのことでしたので、ガンガン働きカロリーを消費してもらいました。自然の中では、ジムに通うより心地良く汗を流せます。

 

 10月10日までにシデを2本伐採し、枝処理まで終え、現場も片付いています。これらの作業によって、斜面西側(画面左側)にある大径偏芯木の伐採準備が整いました。

・10月12日 小川町中爪地区での活動・

 

 1本目の伐採は、伐倒方向と真逆に偏ったコナラ。浅利作業員が持ち込んだ新アイテム「スローライン」を用い、牽引用のスリングベルトをかけます。

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先日伐採したシデの切り株に切り込みを入れてチルホール用のアンカーを、昨年伐採したコナラの切り株に滑車のアンカーを確保し、狙った位置へ倒し込む準備を整えます。

森臨隊の作業で実務経験を積み格段に技量の向上したライセンス浅利が伐採を担当。受け口を入れた後「芯切り」しました。監督者であるミリタリー菰田は全体を見渡しながらチルホールでの牽引役を担当。難度が高い樹木であり、確実に作業を進めます。

 

 

森林作業を経験するためボランティアで参加したメンバー3名には、それぞれの体力に応じて安全かつ無理のない範囲で手伝ってもらいました。参加回数を重ねると、徐々に専門的な作業を手伝ってもらいます。

 

 

休憩時間。この日の最高気温は30℃を超えていました。湿度も高く、夏の気候です。様々なジャンルの方が参加することで、貴重な情報交換も可能です。

 

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2本目の伐採もライセンス浅利が担当。受け口が整い安全を確保した状態で、ボランティア参加の方々にも見学してもらいます。

 

この日の作業を終えた斜面。2本目に伐ったコナラの枝処理には着手出来ませんでした。斜面左端にある偏芯大径クヌギには翌日作業の準備として、牽引用のスリングベルトを装着してあります。

 

 

 

・10月13日 小川町中爪地区での活動・

 

この里山再生現場で最も難しいクヌギの伐採に着手しました。重心が西側(斜面に向かって左側)に大きく傾き、枝も張っています。このまま伐採すると西に隣接する別の地所に倒れ込んでしまうため、東側へ牽引しながら目標位置に倒し込みます。牽引速度が求められるので、チルホールではなくジープ車載の電動ウインチの出番となりました。

 

             

伐採担当は、偏芯木伐採の実務経験を積んだライセンス浅利。木の重心と倒し込む位置を確認しながら受け口を入れます。この時点で牽引用ワイヤーは別方向に倒れないように確保してあるだけです。

 

 

追い口を入れ始めると誤った方向へ倒れないよう、ウインチで牽くと同時に、伐採助手が矢(クサビ)を打ち込み、伐採担当者も木全体の動きを見ながら追い口を切り進めます。難度の高い伐採方法でもあります。

 

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伐採終了。伐り手と牽き手の呼吸が微妙にずれたため目標位置よりやや西側に倒れ込みましたが、許容範囲で結果オーライ。枝処理等の作業がしやすいよう、さらにジープで牽き出し、切り株にはツルを残さないよう整えました。

 

小枝はチップ作業を考慮して積み、径の小さな枝は作業の邪魔とならない場所にまとめました。この中からキノコ栽培用の原木を選び出します。

 

向かって左側にそびえていた太いクヌギを伐採したことで、斜面西側の風通しと見通しが良くなり、作業スペースも確保出来ました。陽当たりも良くなったので、来春には切り株からの彦生えと、伐採したクヌギの落としたドングリからの新しい芽吹きが期待されます。

 

 

作業終了後の記念写真。左から伐採主担のライセンス浅利、アシスタント兼枝処理担当のエンジン木下、牽引及び雑用係のミリタリー菰田 。各員とも確実にスキルアップしています。

 

 

 ・10月27日 小川町中爪地区での活動・

 

スケジュールと参加者の関係から伐採作業を先に進めたため、麓にはチップ化を待つ立木4本分のソダが山になっており、この日はチップ化がメイン。朝から夕方までチップ機材がフル稼働しました。

 

  

ソダのチップ化を終えたら、チップと落ち葉を掃いて集めます。うっかり深く掻いてしまうと、丸々と肥えたカブトムシの幼虫が何匹も。昨年度のチップは発酵が進み、こうした昆虫にとっても住み良い環境となっているのでしょう。

 

 

作業を終えて記念写真。サスペンションがない(あるいは固い)車両の前だと、ン十年前のクセが出てしまうようです。 

 

 

 

これまでの活動で作ったホダ木からは、風味豊かな椎茸が沢山収穫出来るようになりました。薪材置き場の朽ち木には、美味しい天然ヒラタケも自生しています。

 

 

 

  

・10月31日 小川町中爪地区での活動・

会員1名、ボランティア1名により、伐倒木の枝処理とチップ化を行いました。チップ処理が終わったら足元の落ち葉も掃いて集め、木質有機肥料(腐葉土)の材料とします。

 

 

 

 

作業終了後、斜面正面からのカット。徐々にではありますが、今後の作業に向けてスッキリ片付き始めています。